コスタ・デル・ソルに位置するホテルを出発し、海岸東部を通りながらベナケ村に向かいます。元々はイスラム回教寺院の塔であった壮麗な塔を備えた、聖女ロサリオ教会を観光コース、教会内部では17世紀の見事な壁画を鑑賞していただけます。次にスペイン近代主義の先駆者、「スペイン民族の詩人」サルバドール・ルエダ邸展示館を訪れ、その貴重な遺品とともに、当時のまま保存されている邸内を見学します。
後、ベナケから2キロほどのマチャラビアジャに向かいます。その建築的、歴史的価値から文化財に指定されているこの地では、18世紀のロス・ガルベス御堂が私達を出迎えてくれます。
この町は1776年、アメリカ独立宣言の起点となったアメリカ独立革命を、イギリス軍に敵対して支援した人物、アメリカ新大陸総督マティアス・ガルベス伯爵の子孫達、「ガルベス一族」のゆかりの地です。
郷土色豊かな小道を歩きながら、緑あふれるラ・ルイシアナ公園を訪れ、ガルベス一族に関係する品々、美術品のコレクションが展示されているロス・ガルベス邸展示館(入場料2ユーロ)に向かいます。
館内見学後、モーロ風に曲がりくねった小道を散策しながら、王立カルタ工場の利益と、ガルベス一族の寄贈で、1875年建立された聖ハシント教会、マチャラビアジャ教区教会を観光コース。周囲から際立って聳え立つような、大変印象的な教会です。
教会地下には、ソラノ侯爵、ドン・ホセ・デ・ガルベスが埋葬されているガルベス一族の地下納骨堂があり、教会正面には、往時、新大陸アメリカに向けて、唯一専売を許されていたカルタを生産した、マチャラビアジャ王立カルタ工場の跡地に建つ家々が見られます。
こちらでは、この観光ルートのメインイベント、レストランにて、名物甘口ワインや、その原料となる干し葡萄、アサルキアのイチジクパン等、アサルキアの名産物のご試食をしていただけます。
典型的アサルキア風の町の観光を終え、バスに乗車。同地方のもうひとつの美しい町、アンダルシア建築の一例ともいえるフリヒリアナに向かいます。こちらでは、郷土料理のご昼食を地元レストランにてご用意。食後は、イスラムの香りただよう美しい村の小路をご自由に散策していただけるフリータイムとなります。